学部案内

学部長からのご挨拶

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学部長 石嶋 芳臣

学外の皆様へ

経営学部は、平成15年4月に開設された北海学園大学で一番新しい学部です。 開設前40年間に渡る経済学部経営学科時代の伝統と実績を踏まえて、現在までのおよそ10余年、我々は北海学園大学に新しい息吹をもたらす学部として、斬新な取組みを率先して行ってまいりました。

たとえば、学部設置と同時にLMS(e-learning学習管理システム)を導入しました。今では、これなしには学部教育が成立しないほど重要なツールになっています。現在、全学で利用されているGOALSは経営学部が発祥の地です。また、全国のどの経営学部にも見られない大きな特色として、体系的な心理学教育の実施が挙げられます。経営学部における心理学の重視は、海外の大学では一般的ですが、国内では未だ稀な存在です。さらに、学生が将来海外との取引を円滑に行えるように、独自のビジネス英語教育も実施しています。そこでは、とりわけコミュニケーション能力と、英字紙のビジネス関連記事に目を通して正確に情報を取得できる読解力の養成に力を入れてきました。そして、企業から委託を受けた寄附講座を最初に開講したのも経営学部でした。これは5年間継続し、学内外に大きな反響を呼びました。加えて、経営学部ならではの高い水準にある企業研修も行ってきました。これは単なる職業体験ではなく、研修先企業のビジネスプランの提案にも踏み込む内容であるため、受け入れて下さった企業の皆さんからも常に高い評価をいただいてまいりました。

これらの魅力ある教育内容を展開でき、またその成果の一つとして学内では最も高い一般企業への就職率を達成できましたのも、社会の皆様からの親身なご支援とご協力とを賜ったおかげと、心より感謝申し上げております。

これより、私どもはよりいっそう輝ける発展を遂げるため、次の10年を見据えて、引き続き力を尽くしてまいります。どうか今後とも、我々経営学部をお見守りくださいますよう、衷心よりお願い申し上げます。

学生諸君へ

みなさんが経営学部に入った目的は様々だろうと思います。就職、起業、とりあえず大学生活を楽しみたいなど、どんな目的であれ自分なりの希望を持つのは良いことです。ただし、幼稚園から大学院まで、学校という場所は、先人から受け継いだ「知識」と「文化」とを次代に伝えていくためにつくられた社会的装置であることを忘れてはなりません。国公私立を問わず、すべての学校には多額の税金が投入され、社会全体の努力によってみなさんの学びが支えられているのです。みなさんには、ぜひその社会の志に応えてほしいと思っています。

つまり、大学では「学問」をしましょうということです。 いかなる「学び」においても、興味や関心がなければ、学ぼうとする意欲は生まれません。どんなに些細なことでも、抱いた「問い」に真摯に向き合い、問題を理解し解決しようとする姿勢を身に付けていって下さい。自主的・主体的に学んだことは、必ず、みなさんの人生における財産となります。学問をすれば、まずものの見かたが変わります。ものの見かたが変われば、世界が広がります。世界が広がれば、あなたの人生はこれまでよりもずっと豊かなものになるでしょう。その豊かさが、未来の社会を支えていくのです。学問は、実証に即した因果関係の論理というものを明らかにしてくれます。事実に即して、あくまで論理の導くところに従い、論理を貫く学問の姿勢は、自身の行為の究極の意味について、みずから責任を負うことを強いることになります。自らの価値の実現のために意欲し、選択し、行為することを通じて人格は形成されます。そして、みずからの行為に対する責任の自覚によって「良心(conscience)」が与えられるのです。(Conscienceは、結合や共同を表すComとScience(科学)が結びついた言葉です)

社会には無数の選択肢があり、みなさんが今、思いつくより多くの選択肢があるだけではなく、まだ創造されていないもの、みなさんがこれから創り出してゆくものもあります。自分の人生がどうなるかを決めるのは、あなた自身です。大学では、是非、目先の損得にとらわれず、自分のための学問と格闘しながら自分自身の道を切り拓いて行って下さい。私たち教職員には、大学で学問に取り組もうとする学生に、持てるかぎりの「知識」と「文化」とを提供する用意があります。みなさんは、その豊富な資源をあの手この手で引き出していってください。

最後に、わが大学、わが経営学部に入ったみなさんは全員、社会から強く求められる存在となることを宣言しておきます。みなさんには、無限の可能性と社会からの熱い期待があります。新しい社会を切り拓く力は、みなさん自身のなかにあるのです。経営学部に集うものとして、経営学分野の知識とそれを活かす実践力とをもって社会の期待に応えられるよう、誇り高く大いなる志を持って、日々、全力を尽くして挑んで欲しいと思います。