お金とひとと情報の扱い方を学び、「個」のちからを伸ばして多方面に活躍を
経営情報学科は、「会計」「情報」「心理」の専門知識を深め、それを企業経営に活用したり、各領域でエキスパートとして活躍したりできる スキル的な要素に重点を置いて学びます。会社や組織を円滑に回すためには、人間でいえば循環器、血の流れが必要ですが、会計はお金、心理は人、情報はまさにインフォメーションという流れといえます。1部経営情報学科では、経営分野においてその流れの部分の技能を身につけ、それをどうしたら社会、経営に生かせるかを考えていきます。お金と人と情報の扱い方を学べるわけですから、ビジネスシーンだけではなく、日常生活を豊かにすることにもつながり、プライベートに生かせるスキルが身につくともいえます。そのため、「個」の力を伸ばすことができ、それを強みとして社会に出てからは汎用性が高く、活躍のチャンスは大きく広がっています。
経営学の基礎を幅広く学んだ上で、目指す専門性のレベルアップをサポート
1年次は経営学部として同一の専門導入科目を学び、その中で自分はどの分野に興味があるかを考え、見極めた上でコースを選びます。2年次からはカリ キュラムに基幹科目が組み込まれ、その後学ぶ科目、もしくはゼミで応用するための知識のベースになります。いわば1年次は木の芽を育て、2年次は枝、3年次は葉、4年次に実がなるというイメージでカリキュラムが進行していきます。経営情報学科に関するスキルを身につけるには、地道なトレーニングが必要です。すぐに芽は伸びませんが、段階を踏んで努力を続けていけば、必ず実となり花となるようなサポート体制を用意。本人がやりたいことを選んで突き詰め、「個」の力がつく学び方ができます。そのため、ゴールは多面的で、多様な業種の企業や公務員として先輩方は活躍しています。また、難関の公認会計士試験に在学中に合格を果たした先輩もいます。
コース概要
会計・ファイナンスコース
(1) 企業経営を会計的・財政的な視点から分析し、戦略の策定に貢献する能力の養成 (2) 会計専門職として組織の発展を支援する能力の養成を目標にしています。
例えば「財務会計」では、財務諸表の基礎概念である資産・負債・純資産・収益・費用と財務報告制度の意義を中心に学び、企業の通知表となる財務諸表を読みこなす能力を身につけます。
情報・マネジメントコース
(1) 情報を生かす組織・戦略マネジメント能力の養成 (2) 高度情報ネットワーク社会をリードする専門能力の養成を目標にしています。
例えば「情報処理」では、情報システムに関する幅広い知識の習得を目的として、ITパスポート試験や基本情報技術者試験などに出題されるレベルの知識を身につけることを目指します。
心理・人間行動コース
個人・組織の心理的統制や行動メカニズムを理解し、組織・マネジメントや戦略・マーケティングに生かす能力の養成を目標にしています。
例えば「社会心理学」では、社会生活の中での人間行動を学ぶことで、対人関係の問題を感情的にではなく論理的に考えられるようになり、サークル活動やアルバイト先での人間関係の形成にも役立てられます。