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掲載日:2021.03.17

本学経営学部の田中勝則准教授、弘前大学大学院医学研究科の斉藤まなぶ准教授、同大学院保健学研究科の髙橋芳雄准教授、足立匡基准教授、同大学院医学研究科・子どものこころの発達研究センターの中村和彦教授による研究グループの研究論文がJMIR(Journal of Medical Internet Research)Pediatrics and Parantingに掲載されました。
https://pediatrics.jmir.org/2021/1/e20172

この研究は、5歳児を対象として神経発達症(発達障害)を早期発見するためのweb版アセスメントツールがこれまでの紙版のものと同等以上の心理測定学的有用性を有することを明らかにしたものです。この結果から、webを用いた神経発達症のスクリーニングが可能になることが期待され、健診実施の経済的・時間的な負担軽減や簡便化、健診受診率の向上が見込まれます。また、現在のコロナ禍のような対人場面での評価が困難な際にもこうした新しいツールの活用が有効であることが示唆されています。

本研究の成果は既に他の研究の成果と併せて「ここあぽ」として(株)サーベイリサーチセンターにより商品化が行われています。各地で社会実装が行われており、実際に地域での健診にも活用されています。
https://www.surece.co.jp/solution/3224/
https://colaboad.jp/article/2901/

なお、本研究はJSPS科研費18K03106、JP16K10239の補助を受けて行われました。

【問い合わせ先】
北海学園大学経営学部 准教授 田中勝則
E-Mail: m-tnk※hgu.jp(※を@に変えてください)