ニュース

掲載日:2021.05.06

経営学部では、学部の内外にその魅力を知ってもらう取り組みとして、学部のブランディングを検討してきました。2019年度末より学部内に「経営学部ブランディング検討委員会」を立ち上げ、約1年間をかけて経営学部の魅力や今後目指すべき方向について議論がかさねられてきました。その作成のプロセスについては、学部広報誌PASSAGES Vol.35に記事があります。是非併せてご覧ください。

委員会での話し合いの様子

その結果、最終的に、以下のような学内(教職員や学生)向けのブランド・ アイデンティティと、学外向けのキャッチコピーであるタグラインが完成しました。

ブランド・アイデンティティー

タグライン

ワードマーク

ブランド・アイデンティティーの意味

大学進学を目指す若者は、パンデミックや環境破壊、自然災害など未知の課題に向き合っていかなければならず、このような新しい世界を目前に、漠然とした将来への不安を持っていると思われます。私たちは、このような新しい世界においても、課題を積極的に解決し、自らの意図に基づき自在に社会を渡り、活躍していくことができる人の育成を目指して教育に取り組んでいきます。

既存の知見に基づき課題を解決(理論の学習やその適用による実践)していく力の養成は学部教育全体で取り組まれていますが、特に経営学部では幅広い専門性を持つ教員によってより多様な解決策(専門的な知見)を知る機会が提供されています。他方で、このような既存の知見で解決できない未知の課題に対しては、新しい知識・アイディアの創出によって向き合っていかなければなりませんが、特に経営学部ではゼミナール等をつうじて経験や行為の中からこのような学びを進める機会も数多く用意されています。

若者が抱える新しい世界に対する漠然とした不安には、未知の社会や世界において思いのままに生きていくことができないかもしれないという危機感が伴っているのでしょう。しかし私たちが取り組み、提供している教育は、学生たちが自分たちの意思で目指す方向を定め、そこに向かって自らの力で歩み、時に状況を切り拓いていくという自在な行動力を与えることになります。新しい世界においても自らの意思で自在に世の中を渡り、新しい世界を切り拓いていくことができる力を涵養していきます。

これらは、広報誌である学部パンフレットやアカデミック・リテラシー講義で用いられるテキストブックなどとして具現化され、実際に広報活動や講義で用いられる予定です。さらに、タグラインをデザインしたワードマークを使ってブランドの象徴ともなる旗を制作しています。今後、学部主催の各種イベントでお目見えすることになると思いますので、こちらもぜひご注目ください。